絶縁油中の微量PCBの簡易定量法のご案内


 平成22年6月30日、環境省から「絶縁油中の微量PCBに関する簡易測定法マニュアル(第2版)」が発表されました。


廃電気機器等に封入された絶縁油中の微量PCBの測定法



 「絶縁油中の微量PCBに関する簡易測定法マニュアル(第2版)」によると、高分解能質量分析(GC/HRMS)法やトリプルステージ型ガスクロマトグラフ質量分析(GC/MS/MS)法では、検出器が高い選択性を有することにより、油成分の影響を受けにくく、精度の高い結果が得られることが確認されました。


 より精度の高い結果を迅速にお客様へ提供するため、当社では迅速判定法は「ヘキサン希釈-GC/NICI-MS法」、定量分析法は「GC/HRMS法」及び「GC/MS/MS法」で分析を行います。


正確かつ迅速にお客様のご要望に対応いたします。


前処理装置

GC/MS/MS分析装置

GC/HRMS分析装置


 電気絶縁油を使用した変圧器(トランス)等重電機器を廃棄する場合は、PCBを含有しないことを確認する必要があります。(環廃産発第040217005号)


 また、平成13年7月15日から「ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法」が施行され、PCB廃棄物の所有者は、保管状況等を届け出なければならない他、2016年7月までに適正に処分しなければなりません。


 当社は、簡易測定法の発表以前より、絶縁油中のPCB分析の実績があります。
 絶縁油中のPCBの採取、分析方法、自治体や行政への対応等分からないことはございませんか?
 経験や実績を積み重ねたスタッフが、お客様のご要望に迅速に対応いたします。


Jul.2010 [10KB0004]