植物


ネジバナは、初夏にピンク色の花をつけるラン科の多年生草本です。名前の由来は花の付き方にあり、花茎に小さな花が螺旋状につくことからきています。河川敷や水田の畦などの少し湿り気のある草地によく見られ、生育地には点々とピンク色の花茎が立つため良くわかります。芦田川でも下流の高水敷から上流の堤体草地に普通に見られますが、花の無い時期には地面に濃い緑の地味な葉があるだけなので、気を付けて見ないとわかりません。愛らしい花で最近では道の駅などで売り出されていることもありますが、やはり野外で見る方が綺麗に見える気がします。

2010年7月5日