ノロウイルスによる感染性胃腸炎に注意しましょう
10月~3月はノロウイルスによる食中毒が集中して発生します。正しい知識と予防法でノロウイルスによる食中毒を未然に防止しましょう。
ノロウイルスの特徴
- 少量のウイルスで感染し、調理従事者の手指から食品への汚染が原因となることが多い。
- 自然界での抵抗性が強く、比較的長時間感染性を保持している。
- 感染しても症状が出ない不顕性感染を起こすことがある。
- 症状は数日で治まるが、回復後も2週間~1ヶ月程度糞便中にウイルスが排出される。
- アルコールや逆性せっけんに対する抵抗性を持っており、塩素系の消毒薬が有効である。
感染予防対策
- 調理作業前、トイレの後は手指をより入念に洗浄・消毒する。
- 体調不良時(下痢やおう吐等)には調理作業に従事しない。
- 二枚貝等は中心部までしっかりと加熱する。(85℃~90℃で90秒間以上)
- 器具類の消毒は塩素系の消毒や煮沸消毒を行う。
- 大量調理施設の調理従事者等については、発症した者と一緒に喫食するなどの感染機会があった者は検便を実施し、検査の結果ノロウイルスを保有していないことが確認されるまでの間、調理を控える。
定期的な検便検査を行い、食中毒の発生を未然に防止しましょう。
当社では、ノロウイルス検査を随時受け付けています。
担当 食品衛生事業部 TEL:084-981-0374 FAX:084-957-0693
参考
福山市 ノロウイルス対応マニュアル
厚生労働省 ノロウイルスに関するQ&A