植物


オオフサモは、南米原産の帰化植物で、アリノトウグサ科の抽水植物(植物体の一部が空気中に出る水草)です。河川や湖沼、用水路などに生育し、本州以西の地域に帰化しており、芦田川では河口湖の岸辺に見られます。本種は外来生物法による特定外来生物に指定されており、大繁茂したときには他の生物への影響が懸念され、また水路での水流の妨げになるとして問題視されています。芦田川ではまだ問題視されるほどの大繁茂は見受けられません(私が見た限り)が、場所によっては冬季でも緑の葉を付けており、条件により爆発的に増殖するものと考えられ、油断は禁物です

2011年2月21日

 
植物


ネジバナは、初夏にピンク色の花をつけるラン科の多年生草本です。名前の由来は花の付き方にあり、花茎に小さな花が螺旋状につくことからきています。河川敷や水田の畦などの少し湿り気のある草地によく見られ、生育地には点々とピンク色の花茎が立つため良くわかります。芦田川でも下流の高水敷から上流の堤体草地に普通に見られますが、花の無い時期には地面に濃い緑の地味な葉があるだけなので、気を付けて見ないとわかりません。愛らしい花で最近では道の駅などで売り出されていることもありますが、やはり野外で見る方が綺麗に見える気がします。

2010年7月5日

 
植物

 
芦田川の下流域、水呑町の辺りに生えていました。ホソミキンガヤツリは一年草で、じみな感じの帰化植物です。大きさは膝丈くらい、水際の湿ったところにポツリポツリと生え、芦田川ではまだ個体数は少ないのかなと思いますが、詳しく調べてないので分かりません。

・・・念のため、帰化植物とは・・・
『人間の活動によって、外国から日本に持ち込まれ、日本で野生化した植物』と定義され(研究者により異なる)、史前帰化植物(有史以前にイネとともに渡来した種)を除外すれば既に1,000種以上が報告されている。

2008年12月1日